ミタチ産業が続急落、22年5月期第3四半期累計は好進ちょくを示すも材料出尽くし感

株式

2022/3/28 14:07

 ミタチ産業<3321.T>が続急落。25日引け後の決算発表で、22年5月期第3四半期累計(21年6月-22年2月)の連結業績は好進ちょくを示したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前週末比103円安の925円まで値を下げている。

 22年5月期第3四半期累計は、売上高322億500万円(前年同期比32.7%増)、営業利益15億4500万円(同2.8倍)。主力の「国内事業」が、自動車分野の半導体・電子部品の販売は、半導体の需給逼迫(ひっぱく)などによる自動車関連企業の生産調整の影響はあったものの、前年の新型コロナウイルス禍の影響からの回復に伴い受注は増加し、産業機器分野ではIT機器や自動車に関連した工作機械向けEMS(電子機器受託製造サービス)の受注増加や、アミューズメント分野での受注増加などにより、営業利益を13億1300万円(同79.9%増)に伸ばして全体をけん引。

 「海外事業」も民生分野での生産回復や、中国での自動車や民生機器関連向けの半導体・電子部品の受注増加などにより、営業利益5億7400万円(同3.9倍)と好調に推移する中、連結営業利益の通期予想17億円(前期比83.9%増)に対する進ちょく率は90.9%に達している。

 午後2時3分現在の株価は、98円安の930円。

提供:モーニングスター社

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