FDKが急落、22年3月期の純利益予想を大幅減額

株式

2022/3/31 13:29

 FDK<6955.T>が急落。30日引け後に、22年3月期の連結純利益予想を大幅に減額したことが嫌気された様子。株価は前日比58円安の867円まで値を下げている。

 22年3月期について、予想売上高は従来の600億円(前期比2.5%減)で、営業利益は19億円(同9.0%増)でそれぞれ据え置き、経常利益を15億円から18億円(同17.7%増)に引き上げたが、純利益を16億円から6億円(同20.4%減)に減額している。第4四半期(22年1-3月)に入り部品調達難や原材料価格の高騰、物流混乱影響もあったが、電池事業でリチウム電池や設備関連ビジネス、電子事業で各種モジュールが堅調に推移したことにより、売上高および営業利益は想定通りの見込み。経常利益は、為替レートが円安に推移したことから為替差損の減少などにより増加する見通し。一方で、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、電池事業のアルカリ乾電池にかかわる固定資産の減損損失として12億円の特別損失を計上する見込みとなった。

 午後1時26分現在の株価は57円安の868円。

提供:モーニングスター社

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