明日の日本株の読み筋=落ち着きどころ探る展開か

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株式

2022/3/31 16:33

 4月1日の東京株式市場は、落ち着きどころ探る展開か。手掛かり材料難の中、日経平均株価は引き続き、欧米株式の動きに左右されそう。200日移動平均線(3月31日時点で2万8255円)が上値を抑える格好にある中、週末要因も重なり、上値が重くなる場面もありそう。市場では、4日付で日経平均の採用銘柄の入れ替え(オリックス<8591.T>を採用、新生銀行<8303.T>を除外)があるため、1日の終値での売買が見込まれるほか、現地1日に発表される米3月雇用統計も控えることから「手控えムードが広がりそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 3月31日の日経平均株価は、前日比205円82銭安の2万7821円43銭と大幅に続落して取引を終えた。朝方から売りが先行。一時プラス転換する場面もみられたが、積極的な買いはみられず、終始、上値の重い展開だった。通常取引終了後、東京証券取引所が発表した3月第4週(22-25日)投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで1649億円の売り越しで、5週連続で売り越しとなった。

提供:モーニングスター社

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