明日の日本株の読み筋=模様眺めムードのなか25日移動平均線を意識する展開か

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2022/4/14 16:41

 15日の東京株式市場は、模様眺めムードが強まりそう。14日の日経平均株価は大幅に続伸したものの、引き続き、手がかり材料に乏しいなか、現地15日がグッドフライデー(聖金曜日)で欧米の主要株式市場が休場となることから、手控えムードが強まりそうだ。消去法的に値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かう場面も想定される。市場では「機関投資家の期初のポジション調整も一巡したようだが、原油価格と金利動向に影響を受けるなか、日経平均株価は25日移動平均線(14日時点で2万7036円)を意識する展開となりそう」(中堅証券)との見方があった。

 14日の日経平均株価は、前日比328円51銭高の2万7172円00銭と大幅に続伸して取引を終えた。終値ベースで2万7000円台となるのは、6日(2万7350円30銭)以来、1週間ぶり。朝方の買いが一巡した後は、積極的な売買は限られ、様子見ムードが強まり、後場の値幅は90円強に留まった。通常取引終了後、東京証券取引所が発表した4月第1週(4-8日)投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで6857億円の買い越しで、2週連続で買い越しとなっている。

提供:モーニングスター社

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