明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、円安で外需シフト・内需敬遠の流れ続くか読みづらい

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株式

2022/4/19 16:27

 あす20日の東京株式市場は、上値の重い展開か。19日は円安進行に伴い、輸出採算の改善期待から外需系に資金が流入する一方、原材料高とともに輸入コスト負担が増す内需系を敬遠する動きが表面化したが、この流れが続くかは読みづらい。さらに円安が急速に進めば、政府・日銀が何らかの対応策を打ち出す可能性は否定できず、場合によっては資金の逆流につながりかねない。また、ドル建ての日経平均が年初来安値を更新したことで、海外投資家が「割安とみるかトレンドは下向きとみるか読みが分かれる」(準大手証券)との見方もある。

 19日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、2万6985円(前日比185円高)引けとなった。時間外取引で米株価指数先物が高く、円安・ドル高も支えとなり、前場早々に上げ幅が300円に達した。一巡後は先物売りを交えて下げに転じる場面もあったが、その後は持ち直し、円安進行を支えに引けにかけて引き締まった。

提供:モーニングスター社

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