<新興国eye>トルコ4月経済信頼感指数、サービス・小売・建設業はいずれも改善

新興国

2022/4/26 11:03

 トルコ統計局が25日発表したサービス業と小売業、建設業の経済状況を示す4月セクター別経済信頼感指数(季節調整後)は、サービス業の全体指数が前月比3.0%上昇の114.6となり、3月の同6.2%低下から3カ月ぶりに改善した。

 サービス業のサブ指数は、過去3カ月間の景況感(遅行指数)が前月比0.6%上昇(3月は5.3%低下)の115.7、過去3カ月間の需要(遅行指数)も同0.7%上昇(同6.2%低下)の114.5と、いずれも3カ月ぶりに改善。今後3カ月間の需要見通し(先行指数)は同8.0%上昇の113.8と、3月の同7.2%低下から大幅に改善した。

 小売業は同2.9%上昇(同3.1%低下)の119.4と、3カ月ぶりに改善し、2月(119.8)の水準にほぼ戻った。サブ指数のうち、今後3カ月間の販売見通しは同4.6%上昇の121.5と、3月の同3.1%低下から5カ月ぶりに改善。過去3カ月間の販売活動も同2.2%上昇の131.7と、3月(同4.1%低下)から3カ月ぶりに改善した。一方、商品在庫は同1.8%上昇(同2.0%低下)の105となり、在庫過剰感が緩和した。在庫指数の「上昇」は在庫減、反対に指数の「低下」は在庫増を示す。

 建設業は同3.0%上昇(同2.0%低下)の83.5と、5カ月ぶりに改善し、1月(85.5)以来3カ月ぶりの高水準に戻った。サブ指数の受注残は同4.9%上昇(同1.1%低下)の80.7と、3カ月ぶりに改善。今後3カ月間の雇用見通しも同1.3%上昇(同2.8%低下)の86.2となり、5カ月ぶりに改善した。

 経済信頼感指数はゼロから200までの間で算出され、判断の分かれ目は100。100を超えると「楽観的な見通し」、100を下回ると「悲観的な見通し」を示す。21年1月統計から指数の算定基準(調査対象など)が変更された。

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 上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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