<米国株情報>アップルは反落、中国の新型コロナ感染拡大による規制強化への懸念高まる

株式

2022/5/2 10:41

 IT大手アップルは4月29日、前日比3.66%安の157.65ドルと反落した。28日引け後に22年9月期第2四半期(1-3月)決算を発表したが、新型コロナ感染拡大を理由にロックダウン(都市封鎖)が拡大している中国の先行き不透明感を背景に今後の業績予想を開示しなかったことが嫌気されたようだ。

 第2四半期の売上高は前年同期比9%増の972億7800万ドル、純利益は同6%増の250億1000万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)は同9%増の1.52ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 主力の「iPhone」シリーズが同6%増の505億7000万ドルと堅調だったほか、サービス部門は同17%増の198億2100万ドルと12期連続で過去最高を更新。「Mac(パソコン)」シリーズは同15%増(前期は同25%増)の104億3500万ドル、ウェアラブル端末は同12%増の88億600万ドルだった。「iPad」は同2%減の76億4600万ドルだった。

 第3四半期(4-6月)の業績予想は明らかにしていない。市場では、アップルが重視する中国市場で新型コロナの感染が拡大し、ロックダウンが長期化していることが業績に影響を及ぼすとみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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