明日の日本株の読み筋=神経質な展開か、FOMC通過でアク抜けの見方も

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株式

2022/5/2 16:32

 3連休明け6日の東京株式市場は、神経質な展開か。連休中にFOMC(米連邦公開市場委員会、3-4日開催)の結果が明らかとなり、米国マーケットがどう反応するかが注目される。今回は0.5%の利上げと量的引き締め(QT)が決まる見通しだ。株価調整が先行したことで、織り込みが進み、結果を受けてアク抜けにつながるとの見方は少なくない。むろん、市場の反応については「不透明であり、軽々に判断できない」(準大手証券)との声も聞かれた。引き続きウクライナ・ロシア問題や、中国での新型コロナウイルス感染状況も注視する必要があるが、一方で決算発表をにらみ個別株物色が意識されやすい面もある。

 2日の日経平均株価は小反落し、2万6818円(前営業日比29円安)引けとなった。朝方は好業績株買いや円安を支えに前場早々に上げ幅が110円を超えた。ただ、米金融引き締めへの警戒感は根強く、先物に断続的な売りが出て下げに転じ、下げ幅は一時230円を超えた。売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物高を支えに再度プラス圏入りする場面もあったが、買いは続かず、大引けにかけては小安く推移した。連休中にFOMCを控え、様子見気分に傾いた。チャート上では、三角もちあい形成の動きにあり、きっかけ1つでどちらかに振れる可能性もありそうだ。

提供:モーニングスター社

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