QDレーザの網膜投影デバイス、全国盲学校に寄贈

株式

2022/5/9 8:50

 QDレーザ<6613.T>の網膜投影デバイスが、全国の盲学校に寄贈された。

 同社は「量子ドットレーザ」と呼ばれる次世代の半導体レーザ技術を基盤に事業を展開し、視覚障害者向けのアイウェアも手掛ける。同社製のヘッドマウントディスプレイ「RETISSA Display(レティッサ ディスプレイ)2」などを、SBI証券がこのほどSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みの一環として全国の盲学校や視覚支援団体に寄贈した。

 レティッサ ディスプレイは民生機器タイプのほか、医療機器としても認証を取得している。レーザを直接網膜に投影する仕組みで、視力に左右されずに使用できる。弱視の人などの視覚支援にも貢献することが期待されている。

 今回寄贈されたヘッドマウントディスプレイは医療機器ではないが、盲学校の生徒らのIT機器操作の可能性を広げることで、コンピュータスキルの向上による就労支援につながることが見込まれる。眼のピント調節機能の影響を受けにくいため、眼鏡やコンタクトレンズを用いずに、カメラやパソコン、スマートフォンなどの映像を視聴できる。同製品に加え、新製品のアクセサリーカメラ「RD2CAM(アールディ・ツー・キャム)」が各10台送られた。

提供:モーニングスター社

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