<一撃!裏銘柄>日柄・値幅とも絶好のタイミング、最高益更新に向け反発余地―ダイト

株式

2022/5/12 11:43

 ダイト<4577.T>は株価停滞中も、最高益更新を射程圏にとらえており狙い目だ。

 自社開発ジェネリック(後発)医薬品や高薬理活性製剤の販売増に加え、医療用医薬品新薬、長期収載品の製造受託などが伸長。今5月期第3四半期累計の最終利益は39億7800万円(前年同期比7.5%増)となった。通期計画に対する進ちょく率は93.6%と高く、前期の過去最高益(42億4600万円)更新も濃厚だ。

 直近の円安やエネルギー価格上昇が株価を抑制していると思われるものの、国内製薬会社の9割と取引実績を有するなど分散の効いたポートフォリオを構築している同社は収益面で安定感を備える。製剤の生産能力の拡張にも動いている。

 テクニカル妙味は抜群。前回の調整局面(2018年4月高値4455円から20年3月安値2384円)をみると、要した日柄が23カ月、値幅は2071円。今回の調整(20年6月高値4560円から直近安値2505円)は日柄が約22カ月を経過し、値幅は2055円と時間、値幅ともにほぼ同等に達した。

 「N計算値」や対等数値の理論に基づけば完璧な「調整完了」を意味しており、現在のタイミングで本格反発した場合、前回反発局面(20年3月安値2384円から20年6月高値4560円)の上げ幅2176円を直近安値2505円に足した4681円がターゲットとなる。

 さらに、高値と高値の間に要した日柄も16年1月から18年4月までが27カ月、18年4月から20年6月までが26カ月と、ほぼ同じ周期を形成している。ここから夏場に向けて上昇していく可能性がある。

提供:モーニングスター社

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