<米国株情報>ディズニー、第2四半期は増収減益で市場予想下回る

株式

2022/5/13 10:19

 ウォルト・ディズニーが11日引け後に発表した22年9月期第2四半期(1-3月)の決算を発表した。売上高は前年同期比23%増の192億4900万ドル、純利益は同48%減の4億7000万ドル、一時的要因を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同37%増の1.08ドルとなったが、売上高、同EPSともに市場予想を下回った。

 主力のテーマパーク部門の売上高は同2.1倍の66億5200万ドル、営業損益は17億5500万ドルの黒字(前年同期は4億600万ドルの赤字)に転換し、市場予想を上回った。

 一方、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」や「Hulu(フールー)」などのダイレクト・コンシューマー・プロダクト部門の売上高は同23%増の49億ドルと増収となったものの市場予想には届かず、営業損益も9億ドルの赤字(前年同期は6億ドルの赤字)に拡大し、市場予想より悪化した。第2四半期における「ディズニー+」の新規契約者数は790万人増となり、市場予想を上回ったが、「Hulu」の新規契約者数は30万人増にとどまり、市場予想を下回った。

 また、映画部門(コンテンツ・セールス部門)の売上高は同3%減の19億ドル、営業利益は1600万ドル(前年同期は3億1200万ドル)と大幅な減益となった。家庭用ビデオ販売の減少が響いた。

 12日の株価は前日比0.86%安の104.31ドルと続落した。一時99.47ドル(前日比5.46%安)と100ドルを割り込み、52週安値を更新したが、その後は値ごろ感から買い戻され、下げ渋った。動画配信サービス大手のネットフリックスが会員数を減らすなど競争が激化するなか、「ディズニー+」の会員数が増加したことを評価する見方もあった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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