三協フロンテアが急落しストップ安、不適切な会計処理が判明し22年3月期の決算発表を延期

株式

2022/5/18 13:25

 三協フロンテア<9639.T>が急落。17日引け後に、22年3月期を含む複数事業年度に渡って不適切な会計処理が行われていたことが判明したため決算発表を延期するとしたことが嫌気され、株価は朝方から気配値を切り下げる展開。前日比700円ストップ安の4215円で寄り付き、3月7日の年初来安値4570円を更新している。

 今年2月より開始された税務調査の過程で、同社は複数の営業拠点において不適切な会計処理の可能性を認識したことから、直ちに関係者に対して行った調査の結果、営業担当者による着服、原価の付け替え、協力業者の下でのプール金の設定、売上の先行計上という、4つの類型を原因とする不適切な会計処理が複数事業年度に渡って行われていることが判明。このため、こうした不適切な会計処理の内容を明らかにするとともに、同種の事案が発生していないかを明らかにするため、現在、外部の弁護士・公認会計士による調査委員会を組成のうえ、一連の事実関係およびそれらに起因する不適切な会計処理が同社の財務報告に及ぼす影響について厳格な調査を行っているとしている。

 午後1時23分現在はストップ安売り気配で差し引き2万1700株の売り越し。

提供:モーニングスター社

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