テンポイノベ、中期経営計画を発表、成長を継続し2029年3月期に売上高300億円を目指す

株式

2022/5/25 9:03

 テンポイノベーション<3484.T>は24日、2022年3月期の決算説明会を開催した。

 単体売上高は114億1500万円(前期比10.4%増)と2桁成長で過去最高となった。営業利益9億900万円(前期比24.3%増)、営業利益率8.0%(同0.9%増)と質・量共に伸長した。

 経営指標(過去5年平均)では、売上高成長率は116.5%、営業利益成長率は127.3%、自己資本当期純利益率(ROE)は22.5%、流動比率は232.4%と、成長性・収益性・安定性に優れた数値となっている。

 今後の事業展開については、新型コロナやウクライナ情勢の緊迫化などにより見通しは不確実であるものの、東京の好立地・小規模・居抜き物件への出店需要は強く、コロナも従来より重症化しにくくなっていることなどから、比較的落ち着いた展開となる可能性が高いと同社は見ている。そのことから、現時点で中・長期的な方針に大きな変更はなく、今期増収増益に向けて営業採用を強化し、個人・小規模飲食事業者に人気の高い優良物件の仕入を積極的に行う予定という。

 中・長期的な経営目標としては、25年3月期に営業部門を100名体制とし、29年3月期に転貸借物件数5500件、売上高300億円規模、営業利益30億円規模とすることをあげている。中期経営計画においては、計画最終年度である25年3月期(連結)は売上高164億1700万円(22年3月期比43.8%増)、営業利益14億7100万円(同61.8%増)、営業利益率9.0%(同1.0%増)を目標としている。

提供:モーニングスター社

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