明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、米経済指標控え様子見も

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株式

2022/5/31 16:29

 あす6月1日の東京株式市場は、上値の重い展開か。休場明け5月31日の米国株式動向が注目されるが、米国では6月1日に5月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数、2日に5月ADP(オートマティック・データ・プロセッシング)雇用統計、4月製造業受注、週末3日には5月雇用統計、5月ISM非製造業景況指数と重要経済指標の発表が目白押しであり、結果を見極めたいとして様子見気分に傾く可能性がある。

 5月31日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、2万7279円(前日比89円安)引けとなった。朝方は、きのう大幅続伸した反動で売りが先行したが、上げに転じる場面もあった。日本時間31日朝の時間外取引での米株価指数先物高が支えとなり、一時90円超上昇した。ただ、買いは続かず、利益確定売りに再度マイナス圏入りし、下げ幅は一時110円を超えた。その後の戻りは限定され、引けにかけてマイナス圏で上値の重い展開となった。とりあえず、心理的なフシ目となる2万7500円奪回が意識されるが、「上値では戻り売りへの警戒感も出てくる」(準大手証券)との声も聞かれた。

提供:モーニングスター社

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