明日の日本株の読み筋=模様眺めムードが広がりそう

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株式

2022/6/2 16:30

 3日の東京株式市場は、模様眺めムードが広がりそうだ。買い手がかりに乏しいなか週末要因から、積極的な売買は控えられそう。2日には、5月の月次売上が好調だった百貨店株が物色されたように、数少ない手がかりを頼りに「森(全体)よりも木(個別)」の動きが中心となりそう。市場では「3日には米5月雇用統計を控えることから、時間の経過とともに見送りムードが強まることも想定される」(中堅証券)との声も聞かれた。

 2日の日経平均株価は、前日比44円01銭安の2万7413円88銭と反落して取引を終えた。積極的に買いを入れる動きは限られるなか、後場の値幅は78円弱と、前場の175円強の半分程度の値動にとどまった。通常取引終了後、東京証券取引所が発表した5月第4週(23-27日)投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで368億円の売り越しで、2週ぶりに売り越しとなった。

提供:モーニングスター社

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