<今日の仮想通貨市況>黒田日銀総裁発言受けドル・円と米金利急伸、BTC一時急落

仮想通貨

2022/6/8 9:56

 8日午前9時50分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=414万3060円(過去24時間比2.72%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=24万1720円(同2.50%高)、XRP(XRP)が1XRP=54.35円(同4.34%高)などとなっている。

 7日、黒田日銀総裁が参院財政金融委員会で「強力な金融緩和を粘り強く続ける」と発言したことを受け、日米金利差拡大観測が強まり、ドル・円が一時およそ20年ぶりの1ドル=133台まで急上昇。米長期金利も一時5月10日以来の3.07%近辺まで上昇した。米長期金利が上昇したことで、BTCなどは金利の付かない金先物と共に大きく売られたが、米国時間に移り米長期金利が3%を割り込み急低下すると、買い戻しが入る展開となった。

 このほか、日本政府が7日、「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針2022)」を閣議決定。この中で、暗号資産・ブロックチェーン関連については、「より分散化され、信頼性を確保したインターネットの推進や、ブロックチェーン上でのデジタル資産の普及・拡大など、ユーザーが自らデータの管理や活用を行うことで、新しい価値を創出する動きが広がっており、こうした分散型のデジタル社会の実現に向けて、必要な環境整備を図る」などの文言が盛り込まれた。

(イメージ写真提供:123RF)

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