シャープが急落、23年3月期の営業利益予想は23.3%減益で市場予想を下回る

株式

2022/6/9 13:34

 シャープ<6753.T>が急落。8日引け後に発表した23年3月期の連結業績予想で営業利益が2ケタ減益で市場予想を下回ったことが嫌気された様子。株価は前日比94円安の992円まで値を下げている。

 これまで未定としていた23年3月期の業績予想について、売上高2兆7000億円(前期比8.2%増)、営業利益650億円(同23.3%減)とした。足元の中国ロックダウン影響に加え、半導体や原材料価格の高止まりなどサプライチェーンの混乱や円安の影響が当面続く前提のもと、完全子会社化する堺ディスプレープロダクトの業績見通しも織り込んで算出。売上高は増加するが、円安や大型液晶パネルの市況悪化等の影響のため、減益の見通し。営業利益は市場予想の727億円を10%強下回っている。

 午後1時30分現在の株価は64円安の1022円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ