明日の日本株の読み筋=手控えムードか、米市場休場で手掛かり材料に乏しい

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株式

2022/6/20 16:30

 あす21日の東京株式市場は、手控えムードか。20日の米国市場は、ジューンティーンス独立記念日(19日)の振替休日で休場となり、手掛かり材料に乏しい。米欧中銀の金融引き締めによる世界景気の減速懸念が根強いなか、21日には米5月中古住宅販売件数の発表や、バーキン米リッチモンド連銀総裁の講演などを控え、マーケットへの影響も気になるところだ。

 20日の日経平均株価は続落し、2万5771円(前週末比191円安)引け。朝方は、前週の東京株式市場で株安が急速に進んだ反動から、自律反発狙いの買いが先行し、2万6156円(前週末比193円高)と高く寄り付いた。ただ、世界景気悪化への警戒感から次第に軟化し、下げに転じた。先物売りを交えて一段安となり、下げ幅は一時440円を超えた。一巡後は、買い戻しに下げ渋ったが、戻りは限定された。市場では、「バリュエーション(投資尺度)面から売られ過ぎ」(中堅証券)、「5月安値(取引時間中で2万5688円)を明確に下抜ければ、3月安値(同2万4681円)が意識されてくる」(準大手証券)などの声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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