<米国株情報>バンカメやゴールドマンなど金融大手が相次ぎ増配発表

株式

2022/6/29 10:15

 金融大手のバンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、モルガンスタンレー、ゴールドマン・サックスは27日、22年12月期第3四半期(7-9月)の配当金を引き上げると発表した。バンカメは5%増の0.22ドル、ウェルズ・ファーゴは20%増の0.30ドル、モルガンスタンレーは11%増の0.775ドル、ゴールドマンは25%増の2.50ドルとなる。

 金融大手が配当金の引き上げを決めたのは、FRB(米連邦準備制度理事会)が総資産1000億ドル超の大手34行に実施したストレステスト(健全性審査)と金融資産の質の部分の健全性を測る審査「包括的資本分析レビュー(CCAR)」の結果を受けたもの。

 大手行のうち、特に配当金額が大きいゴールドマンは、最近の好決算で剰余金が潤沢となっている。また、モルガンスタンレーは第3四半期から最大200億ドルの自社株買いプログラムを開始することを決めた。

 大手行でも、ジェイピー・モルガン・チェースとシティグループは配当金額を据え置いた。ストレステストの結果を受け、リスクを吸収するために内部に確保している資本保全バッファー(SCB)の最低所要水準(22年10月1日-23年9月30日に適用)を達成するため、配当金の現状維持を決めたとしている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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