JSSが堅調、モーニングスターが投資判断「ニュートラル」で新規評価

株式

2022/6/30 9:11

 スイミングスクール運営大手のジェイエスエス(JSS)<6074.T>が堅調。モーニングスターが30日付でレポートを公表し、投資判断「ニュートラル」で新規に評価した。想定株価レンジは400-600円。

 過年度にコロナ禍が打撃となり業績が大きく落ち込んだものの、22年3月期の単体業績は営業利益2億8900万円(前期比3.6倍)と、復調が顕在化していると指摘。社会経済活動が正常化に向かいつつある中、業績の基盤となる会員数のコロナ禍前水準への回復を目指す取り組みに注目した。また、ランニングコストの低い「コンパクトプール」へのシフトや、資本・業務提携先である日本テレビホールディングス<9404.T>との協業加速の可能性についても取り上げた。

 23年3月期の単体業績は営業利益3億5000万円(前期比21.0%増)を計画する。すでに会費を値上げし水道光熱費の増加にも対応。モーニングスターは、コロナ禍には依然不透明感が残り会員数回復の進捗を慎重に見定める必要があるものの、業績に底打ち感が出る中、株価は少なくともPBR(株価純資産倍率)1倍程度への水準訂正は妥当だとした。

 午前9時9分時点の株価は前日比8円高の444円。

提供:モーニングスター社

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