<米国株情報>ベッド・バス&ビヨンドが安値更新、第1四半期の業績低迷を嫌気―CEO引責辞任

株式

2022/6/30 10:06

 家庭用品・家具専門のオンライン小売大手ベッド・バス・アンド・ビヨンド<BBBY>は29日、前日比24.81%安の4.91ドルと大幅に下落し、52週安値を更新した。終値は同23.58%安の4.99ドル。29日寄り付き前に発表した23年2月期第1四半期(22年3-5月)の決算が嫌気された。

 第1四半期の売上高は前年比25%減の14億6300万ドル、最終赤字は3億5800万ドル(前年同期は5100万ドルの赤字)、リストラ費用や現金支出を伴わない減損損失を除いた調整後の希薄化後1株当たり損失(EPS)は2.83ドルの赤字(同0.05ドルの黒字)となり、売上高、同EPSともに市場予想よりも悪化した。

 インフレ加速による消費需要の低迷に加え、物流不全による営業コストの増大が利益を圧迫した。

 業績低迷を受け、マーク・トリットン社長兼CEO(最高経営責任者)が引責辞任し、後任として社外役員のスー・ゴーブ氏を暫定CEOに指名した。トリットン氏は19年11月、小売り大手ターゲットの元副社長兼CMO(最高マーケティング責任者)からベッド・バスに移籍。CEOとして、ベッド・バスの経営再建に取り組んでいた。

 23年2月期については、下期から物流の混乱が解消し、既存店ベースの売上高も改善に向かうとしている。

<関連銘柄>

 投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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