三菱重工、核融合炉を構成する重要機器のブランケットの安全性を確認・実証するための試験装置群を納入

株式

2022/7/6 15:59

 三菱重工業<7011.T>は6日、量子科学技術研究開発機構(量研)の六ヶ所研究所(青森県六ヶ所村)に、核融合炉を構成する重要機器であるブランケットの安全性を確認・実証するための試験装置群を納入したと発表した。

 今回納入した試験装置群は、「大面積高熱負荷試験装置」「高温高圧水噴出・漏洩実験装置」「ベリリウム‐水蒸気反応性データ評価装置」「高温高圧腐食試験ループ」の4つの装置から構成され、南フランスで建設中の核融合実験炉「イーター」計画向けブランケットの開発、安全性確認などを目的とした各種試験で使用される。ブランケットは核融合炉の内壁を構成する装置の1つで、核融合炉から発生する熱の取出しと、燃料である三重水素の生産・自己充足を行うために必要となる機器という。

 6日の終値は、前日比266円安の4628円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ