郵船が急伸、23年3月期第2四半期と通期業績予想の上方修正を好感

株式

2022/7/22 10:21

 日本郵船(郵船)<9101.T>が急伸し、一時590円高の1万550円を付けている。21日引け後、23年3月期第2四半期(22年4-9月)と通期の連結業績予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期業績予想で、売上高を1兆1600億円から1兆3000億円(前年同期比23.6%増)に、経常利益を4600億円から7200億円(同81.2%増)に増額した。通期予想では、売上高を2兆3000億円から2兆5000億円(前期比9.6%増)に、経常利益を7600億円から1兆400億円(同3.7%増)に引き上げ、一転して増益となる見込み。中国におけるロックダウンやロシア・ウクライナ情勢の混迷、世界的インフレの進行などにより、一般消費財関連需要の減退を想定していたが、旺盛な貨物需要などによる好市況の継続を受け、持分法適用会社のOCEAN NETWORK EXPRESSの収支は想定を上回る見込み。また、航空運送事業および物流事業で、堅調な需要に支えられ、全体的な採算性が向上していることも織り込んだ。

 午前10時21分時点の株価は、前日比410円高の1万370円。

提供:モーニングスター社

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