来週の日本株の読み筋=意外高継続も

株式

2022/7/22 16:30

 来週(25-29日)の東京株式市場は、力強い動きが続く可能性がある。

 日経平均株価は22日まで7連騰の値運びで2万8000円台に迫り、200日移動平均線を明確に上抜いている。世界的にリスクオンの息が長く、日本株は円安も支援材料になっている。騰落レシオや、25日移動平均線とのプラスカイ離率など、テクニカル面での過熱感も指摘されるものの、もみ合いからの上放れを示唆するエネルギーの高まりと捉えることもできそうだ。

 一方、来週はFOMC(米連邦公開市場委員会)が26、27日に行われるほか、翌週には米8月雇用統計も控える。これらのイベントに際しても相場が強さを維持できるかが焦点となる。特に、追加の利上げ幅が0.75%ではなく1%に決まった場合はその後の株価のリカバリーの速度が注目される。日本企業の決算発表は29日が最初のピーク。このほか、国内で6月16、17日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨の公表(26日)、7月20、21日開催の日銀会合の主な意見公表(29日)、海外ではドイツ7月Ifo景況感指数(25日)、IMF(国際通貨基金)世界経済見通し発表(26日)、米4-6月GDP(国内総生産)速報値も。

提供:モーニングスター社

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