<特集>老朽化インフラ対策関連マーク(2)=応用地質―点検・評価業務で実績豊富

株式

2022/7/22 17:11

 インフラの点検業務に豊富な実績を持ち、AI(人工知能)などの最先端技術を積極的に取り込むのが応用地質<9755.T>だ。地形や地質などの周辺環境の調査にも強い。

 同社は、トンネルの点検時に目視とともに3Dレーザーで計測し、現地調査から解析までの作業をAIで効率化する技術を擁する。インフラを構成するコンクリートの劣化度合いを自動で診断するほか、道路の下の空洞を調査する。構造物の探査装置や計測システムも自社開発した。

 インフラを支える地質や地盤に関する技術も豊富だ。トンネルのメンテナンスは周辺環境を含めた評価が欠かせない。地質リスクに関する専門知識や地盤の3次元可視化技術も活かし、総合的なサービスを提供している。

 22年12月期の連結営業利益は38億円(前期比3.6%増)を計画する。中期的には洋上風力発電関連の案件の獲得も期待される。株価は調整十分。

提供:モーニングスター社

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