アドバンテストが急騰、23年3月期業績予想の上方修正や自社株買いなどを材料視

株式

2022/7/29 10:21

 アドバンテスト<6857.T>が急騰し、前日比460円高の8000円を付けている。28日引け後、23年3月期の連結業績予想(IFRS)の上方修正と自社株買い、自社株の消却を発表、買い人気を集めた。

 23年3月期業績予想で、売上高を5100億円から5500億円(前期比31.9%増)に、営業利益を1500億円から1700億円(同48.2%増)に引き上げた。短期的には民生品半導体の需要減退があるものの、高性能半導体の技術進展に伴う需要の拡大や円安などから、半導体試験装置市場は円ベースで大きく拡大するとみている。

 23年3月期第1四半期(22年4-6月)決算は、売上高が1359億4300万円(前年同期比40.0%増)、営業利益が447億8300万円(同71.4%増)だった。

 自社株買いは、取得上限1000万株(自己株を除く発行済み株式数の5.3%)・500億円。取得期間は8月1日から12月23日まで。自社株の消却は、800万株を9月9日付で実施するとした。

 午前10時21分時点の株価は、前日比360円高の7900円。

提供:モーニングスター社

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