8月1日の東京株式市場見通し=反発後は上値の重い展開か

国内市況

2022/8/1 7:48

 予想レンジ:2万7600円-2万8100円(7月29日終値2万7801円64銭)

 8月1日の東京株式は反発後、上値の重い展開か。日経平均株価は前週末7月29日、底堅い動きとなっていたことや、現地7月29日の欧米株式が上昇したこともあり、買い先行スタートが見込まれる。ただ、直近で心理的なフシ目の2万8000円前後では、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好が続いていることもあり、停滞商状となる場面も想定される。一方で、決算発表が本格化していることから、好業績銘柄への個別株物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の前半(前週末7月29日は132円77-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の前半(同135円88-92銭)と円安方向に振れている。

 前週末7月29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、トヨタ<7203.T>、三住トラスト<8309.T>などが、同29日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比225円高の2万7975円だった。(高橋克己)

8月1日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・14:00 7月新車販売台数

・決算発表=三越伊勢丹<3099.T>、アステラス薬<4503.T>、塩野義薬<4507.T>、小野薬<4528.T>、TDK<6762.T>、京セラ<6971.T>、ANA<9202.T>、大阪ガス<9532.T>

【海外】(時間は日本時間)

・10:45 中国7月財新製造業PMI

・18:00 ユーロ圏6月失業率

・23:00 米7月ISM製造業景況指数

・核拡散防止条約(NPT)再検討会議がNYで開催(26日まで)、岸田首相が冒頭に出席予定

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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