テンポイノベ、23年3月期第1四半期連結決算を発表、11期連続増収増益に向けて順調に推移

株式

2022/8/4 16:02

 テンポイノベーション<3484.T>が4日、2023年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。

 売上高は30億400万円(前年同期比9.5%増)、営業利益は2億8600万円(同27.9%増)、経常利益は3億500万円(同30.4%増)、純利益は2億900万円(同31.6%増)だった。

 転貸借物件数の増加と不動産売買事業における物件売却等により、増収増益となった。営業利益以下の各段階利益については前年同期比約3割増となり、高水準で推移した。

 第1四半期の成約数(転貸借契約を締結した数)は107件(前年同期は95件)と、コロナ前の四半期ごとの成約数水準である100件前後を上回る結果となった。なお、月別に見ても4月37件(同35件)、5月30件(同26件)、6月40件(同34件)と前年同期を上回っている。

 また、転貸借物件の解約数は、前年同期が9件であったのに対し、当期は4件と半数以下で推移しており、極めて安定した状況にあることが確認できる。

 通期業績予想は据え置きで、11期連続増収増益を見込んでいる。通期予想に対する第1四半期決算の進ちょく率は売上高23.7%、営業利益27.0%、経常利益28.5%、純利益28.6%で順調だ。

 現在はコロナ第7波、ウクライナ情勢の長期化、原材料費高騰の影響等により、事業環境には不透明感も漂うが、同社の主要事業についてはストックビジネスであり、コロナ禍でも安定的に成長を積み重ねてきた実績がある。第1四半期においても収益、事業指標共に順調に推移しており、今期も安定的な成長が期待できよう。

提供:モーニングスター社

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