明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、高値警戒感は消えず

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株式

2022/8/16 16:31

 あす17日の東京株式市場で、主要株価指数は上値の重い展開か。16日の日経平均株価は3日ぶりに小反落し、2万8868円(前日比2円安)引けとなった。きのう大幅続伸(合計1050円強上昇)したことで短期的な過熱感への警戒から利益確定売りが先行し、下げ幅は一時110円を超えた。一巡後は、15日の米国株高を支えに上げに転じる場面もあったが、上値は限定され、その後は売買交錯状態となり、引けにかけて前日終値近辺でもみ合った。

 高値圏を維持したことで買いニーズの根強さがうかがえるが、一方で高値警戒感は消えておらず、外部要因に変調があれば、利益確定売りが出やすい状況と言えよう。きのうで第1四半期(22年4-6月)の決算が終了し、手掛かり材料に欠けるなか、「日経平均2万9000円超えに向けた材料は乏しく、確率的にはガス抜きが始まる可能性が高い」(準大手証券)との声も聞かれた。

提供:モーニングスター社

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