<米国株情報>ギャップは時間外で急伸、第2四半期は減収減益も市場予想上回る

株式

2022/8/26 10:24

 衣料品小売チェーン大手ギャップは25日の時間外取引で、日中終値比8.59%高の10.87ドルと急伸した。同日引け後に発表した23年1月期第2四半期(22年5-7月)決算が市場予想を上回ったことが好感された。

 第2四半期の売上高は前年同期比8%減の38億5700万ドルにとどまり、最終損益は4900万ドルの赤字(前年同期は2億5800万ドルの黒字)、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同89%減の0.08ドルとなったが、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 大幅減収となったのは、インフレ加速による原材料費や航空運送費の急増と、過剰在庫の解消のための値引き販売により、営業経費が前年比で約5000万ドル急増したことが大きい。ブランド別の売上は、「オールドネイビー」「ギャップ」が振るわなかったが、「バナナリパブリック」が堅調だった。

 一方、23年1月期の業績見通しについては、従来予想を撤回した。インフレ高騰と景気後退懸念で、消費者が自由裁量で決める支出を抑制する動きが強まっていることや、マクロ経済の先行きが不透明なためとしている。

 ただ、7月から8月にかけて売上が上向き始めているとし、先行きについては慎重ながら楽観的にみている。在庫水準は7月末時点で前年同期比37%増の31億ドルとなったが、23年春までには需要と在庫のバランスが改善することが期待されるとした。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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