<米国株情報>ディズニーCEO、傘下のESPN分社化の憶測を否定

株式

2022/9/13 10:38

 娯楽・エンターテインメント大手ウォルトディズニーのロバート・チャペックCEO(最高経営責任者)は11日、英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、傘下のスポーツ専門ケーブルテレビ「ESPN」の分社化の憶測を否定。引き続き、主力のメディア・ネットワークス部門をけん引する原動力として位置付ける考えを明らかにした。

 ESPNの分社化の憶測はアクティビスト・ヘッジファンド大手サード・ポイントの創業者ダニエル・ローブ氏が8月にディズニーの株式を約10億ドル相当取得し、経営陣に対し、債務負担を軽減するため、ESPNの分社化を要求したことが背景。

 チャペックCEOはインタビューで、「我々はESPNの事業を成長軌道に乗せる計画を持っている」とし、ESPNの分社化要求を拒否。ディズニー傘下で成長を目指す方針を示している。また、同CEOは、「ローブ氏とは定期的に懇談しており、会談は友好的で、将来の経営方針を含め、ディズニー側とローブ氏の考え方は一致している」としている。

 これを受け、サード・ポイントのローブ氏も11日のツイッターで、「ESPNは独立した事業体として、また、全世界でディズニーの広告収入や視聴契約収入を生み出す事業として成長する可能性を持っている。(ESPNの)ピタロCEOには引き続きESPNの事業の拡大と確信のための計画を推し進めることを期待している」と、心境の変化を示し、事実上、ESPNの分社化要求を撤回している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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