<一撃!裏銘柄>好業績期待、株価低迷で妙味――インターアクション

株式

2022/9/15 11:30

 インターアクション<7725.T>は好業績が視野に入る一方で株価は低迷しており、狙い目だ。

 撮像素子CMOSセンサーや光源装置を手掛ける同社は、今5月期の業績計画で、連結営業利益は22億円(前期比94.7%増)と大幅増益を見込んでいる。それでも、高採算の海外案件の拡大が期待できることや顧客の生産能力強化の動きが継続していそうなこと、前期からの需要の後ずれにといったアップサイドを慎重に見積もっている可能性がある。

 成長著しいIoT(モノのインターネット)関連事業が起爆剤となる。前期の部門の受注高と期末受注残高はいずれも過去最高を記録。受注残は前々期末の17億円から倍近い33億円に積み上がった。米アップルのiPhone(アイフォーン)の新機種をはじめ、イメージセンサーが高感度化されている。決算説明会では新規顧客から量産採用されると言及しており、飛躍が期待される。

 環境エネルギー事業においては、収益性の高いメンテナンス案件対応が遅れているものの、本体装置の受注は増えつつある。さらに、インダストリー4.0推進事業では、FA(ファクトリー・オートメーション=工場自動化)画像処理装置に自動車メーカーなどから引き合いがあるほか、来期には精密除振装置や粗さ測定器のリリースを予定するなど、期待材料が豊富だ。

 株価調整により日足・週足ともに、ストキャスティクスやRSIといったオシレーター系指標が「売られ過ぎ」を示唆している。PER12倍台と手掛けやすさも備えており、株価浮上の下地は整ったとみる。

提供:モーニングスター社

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