<米国株情報>テスラ、第3四半期の納車台数は前年比42%増―市場予想には届かず

株式

2022/10/3 12:51

 電気自動車(EV)大手テスラが3日、22年12月期第3四半期(7-9月)の新車販売台数を発表。速報値ベースで、前年同期比42%増の34万3830台と、第2四半期(4-6月)の25万4695台を35%上回り、第1四半期(1-3月)の31万48台以来2四半期期ぶりに過去最高を更新した。ただ、市場予想(35万8000-37万1000台)には届かなかった。

 中国の新型コロナ感染拡大による上海工場の断続的な閉鎖の悪影響がなくなり、6月以降の生産が急回復した。

 販売台数の内訳は、主力の量産型EV「モデル3」とクロスオーバーEV・SUV(スポーツ用多目的車)「モデルY」が計32万5158台(前年同期の確定値は23万2102台)、中核の「モデルS」と7人乗りSUV「モデルX」は1万8672台(同9289台)だった。

 一方、生産台数は同54%増の36万5932台となった。このうち、モデル3とモデルYは計34万5988台(前年同期は22万8882台)、モデルSとモデルXは1万9935台(同8941台)だった。同社は生産台数の約4割を中国で生産している。

 一方、市場では第3四半期の生産台数と販売台数の差が通常より大きいことから、納車ペースの遅れを懸念している。

 テスタは、「生産量が増加し続けるにつれて、車両輸送能力を確保することが難しくなっている」としている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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