明日の日本株の読み筋=様子見気分か、米9月CPI見極めへ

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株式

2022/10/12 16:30

 あす13日の東京株式市場は、様子見気分か。日本時間13日未明に発表される9月20-21日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録を受け、現地12日の米国株式がどう反応するかが注目されるが、日本時間13日夜には米9月CPI(消費者物価指数)が発表され、結果を見極めたいとの空気が広がる可能性がある。仮に市場予想(前年同月比伸び率8.1%)や前月実績(同8.3%)を上回った場合、米金融引き締め長期化の思惑がさらに強まり、米株安を通じて日本株にも下押し圧力がかかるとの読みが出ている。

 12日の日経平均株価は小幅に3営業日続落し、2万6396円(前日比4円安)引けとなった。朝方は、11日の米国株式市場でハイテク株中心に下落した流れを受け、半導体関連株などに売りが先行した。上げに転じる場面もあったが、買い進む動きにはつながらず、上げ下げを繰り返し、方向感の乏しい展開となった。米9月CPIなどを控え、様子見気分が強まった。市場では、「引き続きリオープニング(経済再開)関連が買われ、ディフェンシブ(防御的な)銘柄も物色されているが、一方で半導体関連などが安く、ぶつかり合っている」(国内投信)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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