来週の日本株の読み筋=FOMCに注目、決算ラッシュ入りで個別株物色強まる方向に

国内市況

株式

2022/10/28 16:31

 来週(10月31日-11月4日)の東京株式市場では、11月1、2日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)への注目度が高い。引き続き0.75%の利上げが決まると考えられ、「とりあえずノーサプライズで波乱はない」(国内投信)とみられる。ただ、次回FOMCでは利上げペースを緩めるとの観測が先行しており、当局が引き締めのペースを落とすという手掛かりが見つかるかが重要になる。

 一方、日本企業の決算発表もラッシュに入り、東証プライムでは10月31日が前半のピークに当たる。これまでのところ、上期の収益が高進ちょくながら通期計画の増額を見送るケースも散見されるが、「個別株物色の色彩が強くなってくる」(準大手証券)時期になる。

 スケジュール面では、国内で10月31日に9月鉱工業生産、11月2日に9月21、22日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨、3日は文化の日で休場。海外では31日に中国10月コンポジットPMI(購買担当者景気指数)、中国10月製造業PMI、中国10月非製造業PMI、ユーロ圏実質GDP、11月1日に米10月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数、2日に米10月ADP雇用統計、3日にISM非製造業景況指数が出る。

提供:モーニングスター社

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