冶金工が急騰しストップ高カイ気配、差し引き1万株超の買い物

株式

2022/11/1 11:09

 日本冶金工業<5480.T>が急騰。前日比503円ストップ高の3335円まで付け、3月4日の年初来高値3220円を更新した。その後、同値のカイ気配となっている。午前11時5分時点では、差し引き1万株超の買い物。10月31日引け後に23年3月期の連結業績予想を上方修正するとともに期末配当予想を60円増額し、買い人気を集めた。

 23年3月期業績予想は、売上高が1900億円から1980億円(前期比33.0%増)、営業利益が200億円から270億円(同93.3%増)に上積みされた。ステンレス特殊鋼業界については、一般材や家電製品向けシーズヒーターおよびバイメタルなどで在庫調整が見受けられる一方で、太陽光発電向けや水電解装置をはじめとした環境分野での高機能材については、当面堅調な需要の動向が見込まれる。これまで実施してきたコスト上昇に対する受注価格改定の成果が第3四半期(22年10-12月)以降の収益改善として顕在化することとなり、前回予想を上回る見込みとなった。

 期末配当予想は前回発表の70円から130円に引き上げ、年間では200円(前期は120円)を予定している。

 同時に発表された第2四半期累計(22年4-9月)決算は、売上高が963億6600万円(前年同期比50.2%増)、営業利益が126億円5100万円(同91.0%増)だった。

提供:モーニングスター社

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