明日の日本株の読み筋=様子見ムードか、FOMCに休場控え積極売買は期待しにくい

国内市況

株式

2022/11/1 16:30

 あす2日の東京株式市場は、様子見ムードか。現地1-2日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、とりあえず結果(日本時間3日未明に発表)を見極めたいとの空気が広がる可能性がある。今回は、4会合連続で0.75%の利上げを決めるのはほぼ確実で、焦点となる次回12月会合では利上げ減速が観測されているが、楽観的との見方も少なくない。市場では、「(12月利上げ幅縮小という)予想と違ったニュアンスの内容が出てくれば、調整入りの可能性がある」(準大手証券)との声も聞かれる。折しも、3日は「文化の日」の祝日で休場となるため、積極的な売買は期待しにくい。

 1日の日経平均株価は続伸し、2万7678円(前日比91円高)引けとなった。好業績株を中心に買いが先行し、強含んで始まったが、前日の米国株安が重しとなり、下げに転じる場面もあった。ただ、時間外取引の米株価指数先物が高く、香港ハンセン指数の上昇も支えとなり、次第に盛り返し、上げ幅は一時95円となった。テクニカル面では、日足一目均衡表上で薄くなった「雲」にタッチしており、この抵抗帯を上抜けるかが注目される。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ