<米国株情報>ディズニー、第4四半期は市場予想下回る―動画配信の会員数はネットフリックス超え

株式

2022/11/9 13:53

 ウォルト・ディズニー<DIS>が8日引け後に22年9月期第4四半期(7-9月)の決算を発表。売上高は前年同期比9%増の201億5000万ドル、純利益は同1%増の1億6200万ドル、一時的要因を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同19%減の0.30ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を下回った。

 主力のテーマパーク部門は増収増益だったが市場予想を下回った。また、メディア・エンターテインメント・ディストリビューション部門は減収減益となり、市場予想も下回った。映画事業(コンテンツ・セールズ事業)の売上は制作本数の減少を受けて減収・営業赤字拡大となった。

 「ディズニー+(プラス)」などの映像配信を展開するダイレクト・コンシューマー・プロダクト事業は増収ながら営業赤字が拡大。ただ、ディズニー+の会員数は10月1日時点で前年同期比39%増の1億6420万人となり、市場予想を上回った。また、「Hulu(フールー)」などを加えた全ての動画配信サービスの会員数は2億3570万人となり、動画配信サービス大手ネットフリックスの2億2300万人を超えた。

 23年9月期については、売上高を前期比10%弱の増加と、22年9月期の23%増を大きく下回る伸びを予想している。また、ディズニー+の第1四半期(22年10-12月)における会員数の伸びも鈍化する見通しを示した。

 株価は8日の時間外取引で、日中終値に対して6.81%安の93.10ドルと急落している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ