<一撃!裏銘柄>攻守両面で狙い目、増配路線も吉――ニイタカ

株式

2022/11/10 11:35

 新型コロナウイルス第8波襲来でもアフターコロナ下でも利益拡大が見込めるニイタカ<4465.T>は狙えるタイミングだ。

 これから冬季に向け、衛生領域での強みが業績安心感を誘う。もともと、除菌や消毒用など感染対策商品にも定評がある同社であるが、第3世代除菌スプレー「ノロスター」シリーズや食品成分100%の手指用アルコール消毒液「Nスター」に注力しており、インフルエンザ対策需要の高まるシーズンを控え勢いをつける。また、新たに投入した、洗浄・除菌・ウイルス除去を同時に行う食品添加物アルコール製剤「NoRostarセキュアフォーム」も拡販の構えを見せており、新型コロナ第8波襲来に備え引き合いも強い。

 アフターコロナでも盤石だ。同社は旅館や和食店向けの固形燃料で圧倒的なシェアを誇っており、インバウンド(訪日外国人観光客)や国内旅行など、行楽・観光需要の拡大も追い風となる。また、東アジアを中心に業務用固形燃料「カエン」の輸出を開始し、中国での事業再開も進めるなど、中・長期的に世界的なリオープニング(経済再開)の恩恵も享受できよう。

 配当政策変更による増配方針も魅力的だ。今5月期から、連結配当性向30%以上もしくは株主資本配当率(DOE)2%のいずれか高い金額を目安に配当を継続的に実施することを基本方針に設定し、今後は継続的な高配当が期待できる運びとなった。年間配当64円、配当利回りは3%超が見込まれており、これらが見直し材料となる可能性は高い。

 週足株価は、2000円どころを下値支持、2500円どころを上値抵抗に、レンジ内での推移が続いている。月足に目を向けると、コロナ禍前の上値抵抗が現在の下値をサポートしていることもあり、時価近辺は絶好の「底値拾い」タイミングとなる。PER10倍割れ、PBR(株価純資産倍率)1倍割れとバリュエーションの割安感も強い。

提供:モーニングスター社

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