ペプチドリームが急騰、米イーライ・リリーとのライセンス契約を材料視

株式

2022/12/27 16:00

 ペプチドリーム<4587.T>が急騰し、一時349円高の1986円を付けた。26日引け後、米イーライ・リリーと、新規のペプチド-薬物複合体の創製・開発に関する共同研究およびライセンス契約を締結したと発表、材料視された。

 今回の契約で、同社は独自の創薬開発プラットホームであるPDPS(Peptide Discovery Platform System)を活用し、目的とする細胞・組織にペイロードを送達するためイーライ・リリーが選定した複数のターゲットに対し、高い結合性を有する特殊環状ペプチドを同定する。同社がペプチドの創製・最適化を、イーライ・リリーがペイロードの創製・最適化を実施。共同研究から創製されたPDC製品の開発についてはイーライ・リリーが実施するという。

 また、同社はイーライ・リリーから契約一時金を受領。その金額については、軽微基準を超える金額で、22年12月期の予想売上収益の約2割程度を占めるとするが、今後の業績動向や今回の収益認識の方法により、変動する可能性があるという。今後については、開発、承認、販売マイルストーンフィーとして総額で最大12億3500万ドル(約1630億円)を受け取る可能性があるほか、製品化後の売上高に応じたロイヤルティーを受領するとしている。

 27日の終値は、前日比328円高の1965円。

提供:モーニングスター社

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