<米国株情報>S&P、ベッド・バス&ビヨンドの格付けを債務不履行の「D」に引き下げ

株式

2023/1/30 13:54

 米信用格付け大手S&Pグローバル・レーティングスは27日、家庭用品・家具専門のオンライン小売大手ベッド・バス・アンド・ビヨンドの長期発行体格付けを、「CC」から債務不履行に陥っていることを示す「D」に引き下げた。無担保優先格付けも「C」から「D」に引き下げた。

 S&Pによる格付けは、「CCC」から債務不履行になる可能性を指摘し、「CC」以下は債務不履行の可能性が高いとしている。

 S&Pは、ベッド・バス&ビヨンドの極度額11億3000万ドルのABL(動産・債権担保融資)と同3億7500万ドルのFILO(優先担保ローン)のローンに関して、「現時点で返済期日が到来している一部の債務が未返済となっており、債務不履行に陥っている」と指摘。債務返済のための資金が不足しており、包括的な債務再編を追求すると予想している。市場でもベッド・バス&ビヨンドが早期に破産法適用申請を行うとみている。

 ベッド・バス&ビヨンドは26日、SEC(米証券取引委員会)に提出した報告書で、資金不足のため、5億5000万ドルのABLローンの債務返済ができず、デフォルト(債務不履行)となった。今後、破産法の適用申請を含む包括的な債務再編を検討していることも明らかにした。

 ベッド・バスの株価は27日の日中取引で、前日比1.19%高の2.55ドルで引けたが、その後の時間外取引では、日中終値比2.75%安の2.48ドルと下落した。デフォルトを発表した26日は22%超急落し、過去1年間では84%安となっている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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