<一撃!裏銘柄>アフターコロナ常態化で恩恵大――AFCHD

株式

2023/2/2 11:33

 健康食品OEM(相手先ブランドによる生産)メーカー唯一の上場企業であるAFC-HDアムスライフサイエンス(AFCHD)<2927.T>を狙いたい。医薬品事業の好調もあり、今8月期第1四半期の連結業績は、売上高が56億8600万円(前年同期比4.1%増)、営業利益は2億2100万円(同32.6%増)に伸長している。

 新型コロナウイルスの感染第8波がピークアウトの兆しをみせる中、神奈川県で百貨店を運営する子会社のさいか屋<8254.T>はインバウンド(訪日外国人観光客)需要を取り込める立ち位置にある。化粧品やスキンケア、ヘアケア商品の受託製造を手掛けるため、国内外でのリオープン(経済活動再開)の恩恵が強まりそうだ。昨年12月にはグループ会社が旅行業の認可を取得し、富士山を代表する観光資源が豊富な静岡空港から国際便を飛ばせる旅行会社への成長を掲げている。

 ほかにも、長引く行動制限で弱った足腰をケアする関節ケア製品の受注も好調に推移。アフターコロナのメリットは計り知れない。

 事業の国際化にも注力する。中国天猫やインドネシアでアミノ酸「シスチン」を使った美白サプリなどを販売。また、1月18日には、ベトナムの大手給食会社5SPRO社の子会社化を発表した。日本語学校の開校も予定し、旅行業と合わせてグループ内でシナジー(相乗)効果を追求する構えだ。

 一部シンクタンクでは、機能性食品の市場規模が2027年までにCAGR(年平均成長率)7.9%で成長し、28年には3080億ドルに達すると予想している。新型コロナの影響で、免疫力向上や健康管理につながる機能性食品への関心が高まっており、「メード・イン・ジャパン」を武器に高成長が期待される。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ