<一撃!裏銘柄>成長性と安定性を備える次世代AI――pzero

株式

2023/2/9 11:32

 AI(人工知能)領域で有力なpluszero(pzero)<5132.T>をマークする。

 同社の今10月期の業績見通し(単体)は、売上高が9億700万円(前期比25.1%増)、営業利益が1億5900万円(同25.2%増)。中期経営目標として、2026年10月期の営業利益13億8400万円(前期比10.9倍)を掲げ、成長への自信がうかがえる。

 同社は、AIやITを軸としたテクノロジーを統合したソリューションを提供。機械が人間のように意味を理解できるようになることを目指す技術(AEI)の研究や、これを活用したサービスの展開を進める。21年10月期までは開発に集中してきたが、前期からは収益に貢献し始めている。第3四半期時点でのAEI関連売上高は全体の12%となり、今後さらに上昇する方向だ。

 継続受注の比率は向上している。4四半期連続して売上を計上している顧客のウエートは20年10月期の27.4%から21年10月期には70.7%まで高まった。引き続き7割程度を維持していく情勢にあり、安定した収入の基盤構築に成功したことが評価される。

 求人のチェック自動化、効率化を実現させるAI技術を活用した求人チェックSaaS(サービスとしてのソフトウエア)「シェパードHR」にも注力する。また、古野電気<6814.T>と取り組む船の自動航行に向けたAI開発では、アルゴリズムを搭載してレーダーに映る偽造を検出する。既にその高い精度が実証実験で示され、無人船の実用化に大きく貢献する可能性がある。

 また、日本最大級の法人向けビジネスマッチングプラットフォーム「アイミツ」の「AI開発が得意な東京都のシステム開発会社9選(22年最新版)」に掲載されるなど、pzeroを取り巻く環境は良好だ。

提供:モーニングスター社

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