明日の日本株の読み筋=動意に乏しい展開が続きそう

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株式

2023/3/2 16:30

 3日の東京株式市場は、手掛かり材料難から動意に乏しい展開が続きそうだ。現地2日の米国市場で、米10年物国債の利回りが一時4.0%まで上昇(価格は下落)するなど、米国金利の着地点が不透明となり手控えムードが続く可能性もあり、市場では「先行き不透明感から、日本株も上値が重い動きを強いられそう」(中堅証券)との見方があった。全体相場がこう着商状となる中、個別には軽快な値動きをみせる銘柄もあり「木を見て森を見ずの個別株物色が続きそうだ」(他の中堅証券)との声が聞かれた。

 2日の日経平均株価は、前日比17円66銭安の2万7498円87銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。手掛かり材料難で動意に乏しく、特に後場は、前日終値を挟んだもみ合いで、方向感に欠ける展開となった。東京証券取引所が引け後に発表した、2月第4週(20-24日)投資部門別売買動向(現物株)によると、金額ベースで海外投資家は2263億円の売り越しで、3週ぶりに売り越し。一方、個人投資家は887億円の買い越しで、3週ぶりの買い越しだった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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