<新興国eye>トルコ2月CPI、55.18%上昇に減速―今後は震災で減速ペース鈍る可能性(2)

新興国

2023/3/8 9:03

(1)からつづく

 セクター別(前月比)では、食品・清涼飲料水は7.36%上昇と、最も高く、次いで、教育が5.69%上昇、ホテル・カフェ・レストランは4.07%上昇となり、全体の伸び(3.15%上昇)を上回った。このほか、運輸は2.59%上昇、ヘルス(薬局・美容)は2.11%上昇、家具・生活用品は1.85%上昇、どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスは1.65%上昇、住宅(光熱費や修理費)は1.28%上昇、レクリエーション・文化は0.93%上昇、通信は0.54%上昇となった。対照的に、最も低い伸びとなったのはアパレル・靴の1.76%低下、次いでアルコール飲料・たばこの0.43%低下だった。

 また、全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)も前年比50.58%上昇と、1月の同52.97%上昇から伸びが減速、22年3月(48.39%)上昇以来、11カ月ぶりの低い伸びとなった。

 セクター別の前年比(全体指数)は、ホテル・カフェ・レストランが74.34%上昇(前月は75.13%上昇)と、最も高い伸びとなった。次いで、ヘルスが70.08%上昇(同77.22%上昇)、食品・清涼飲料水が69.33%上昇(同71%上昇)、住宅が55.91%上昇(同56.24%上昇)となり、全体の伸び(55.18%上昇)を上回った。

 このほか、家具・生活用品は54.11%上昇(同61.9%上昇)、どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスは50.41%上昇(同56.86%上昇)、アルコール飲料・たばこは49.29%上昇(同50.6%上昇)、レクリエーション・文化は47.24%上昇(同49.85%上昇)、運輸は44.91%上昇(同47.69%上昇)、教育は44.15%上昇(同41.7%上昇)、通信は36.44%上昇(同37.87%上昇)となった。対照的に、アパレル・靴が21.69%上昇(同24.24%上昇)と、最も低い伸びとなった。

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 上場MSエマ<1681.T>

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