ポートが続急伸、大手電力7社の電気料金値上げでポジティブな影響

株式

2023/5/17 15:56

 ポート<7047.T>が続急伸し、173円高の1682円を付けた。16日引け後、同社は大手電力7社の一般家庭向け電気料金の6月1日からの値上げが正式決定されたことで、同月からの同社販売支援サービスエネルギー領域にポジティブな影響あると発表、材料視された。

 同社によると、今回の各地域電力事業者の電気料金値上げで、その他の電力事業者についても地域電力事業者の料金を基準に値上げをしていく動きになるとし、各社の料金値上げによりエンドユーザーへの適正な価格転嫁を通じ、各電力事業者の事業収支が安定(黒字化)することになるという。それにより、電力事業者の新規顧客獲得余力が改善し、新規獲得を一時的に停止していた電力事業者の再開や、現在でも獲得を進めている電力事業者が獲得件数を更に増加させるためにマーケティングコストを投下し、1ユーザーあたりの獲得コスト(成約単価)を上げてくる動きになるという。同社は24年3月期業績予想には、電力成約件数の増加は織り込んでいたものの、1ユーザーあたりの成約単価の回復(改善)については、計画数値に織り込んでいないため、さらにポジティブな影響となる可能性があるとしている。

 17日の終値は、前日比131円高の1640円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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