(再送)<一撃!裏銘柄>新事業の貢献期待、テクニカルは買い転換目前―中本パックス(差し替え:18日配信)

株式

2023/5/18 11:32

 中本パックス<7811.T>は、買収した食品容器成型や、スマートパッケージングといった新事業が期待される。

 同社はグラビア印刷の技術を基盤にコーティングやラミネート加工を展開する。リオープン(経済活動再開)に伴い外食やレジャーの需要が復調し、インバウンド(訪日外国人観光客)の本格回復も背景に事業環境が好転しつつある。今2月期の連結営業利益は前期比4.6%減の18億500万円の見通しだが、値上げの浸透が見込まれる中で上積みの余地がありそうだ。

 4月にはプラスチック製品印刷・加工などを手掛けるニッセー(山梨県南アルプス市)から、食品容器成型事業を取得した。これにより、関連事業の生産能力がアップし、約10億円の売上貢献が見込まれる。また、7月にはリコー<7752.T>との合弁事業もスタートする。同事業は環境負荷を低減する「ラベルレスサーマル」をはじめ、機能性包材の企画・開発・販売を行う対象市場は国内だけでも数百-数千億円規模とみられ、今後の強力な原動力になる可能性がある。

 中本パックスの株価は1500円どころでの中段もちあいを形成しており、PBR(株価純資産倍率)は0.8倍台、配当利回り4%弱と割安感の強さが下値を支える。テクニカル日足パラボリックが陽転したほか、パラボリック陽転のSAR-Hは、週足1598円、月足1617円(17日現在)と、ともに射程圏にとらえており、買いシグナル点灯は近い。

訂正・記事中の事業譲渡会社(ニッセー)について「飲料品の無菌充填(じゅうてん)ラインを手掛けるニッセー(静岡県焼津市)」としていたのは、ニッセー株式会社(山梨県南アルプス市)の誤りでした。お詫びして訂正します。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ