明日の日本株の読み筋=33年ぶり日経平均3万3000円回復後の海外勢の買い姿勢に注目

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株式

2023/6/13 16:30

 あす14日の東京株式市場は、海外投資家による買い姿勢が継続するかが注目される。13日の日経平均株価は、前日の米国株高を受け、大幅に3営業日続伸した。終値は3万3018円(前日比584円高)となり、1990年7月以来約33年ぶりに3万3000円を回復した。心理的なフシ目を突破したことで、目先達成感から利益確定売りが出やすいとの見方もあるが、海外勢が買い意欲を緩めず上げ基調が続くようなら、単なる通過点になる可能性が強まる。

 ただ、直近の連騰をにらみ、市場では「ここからの新規買いは水準的に躊躇(ちゅうちょ)したくなる」(準大手証券)、「どこかで調整があっても不思議ではない」(国内投信)など慎重な声が多い。

 一方、日本時間13日午後9時30分には、米5月CPI(消費者物価指数)が発表される。その結果を受け、米国株式がどう反応するかもポイントになる。現地13-14日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げが見送られるとの観測が強まるなか、それを後押しする内容に落ち着くかが焦点になる。

提供:ウエルスアドバイザー社

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