明日の日本株の読み筋=FOMC結果に注目も引き続き解散総選挙を巡る株高思惑を意識

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株式

2023/6/14 16:34

 あす15日の東京株式市場は、堅調地合い継続か。現地14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)結果や、その後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見を受け、米国マーケットがどう反応するかが注目される。ただ、国内では衆議院の解散・総選挙が観測され、政策期待による株高思惑が引き続き意識されそうだ。

 需給面では、海外投資家の継続買いは根強く、売り方は買い戻しを迫られており、踏み上げ効果も発揮されやすい。一部では、「権利行使価格3万4000円のコール(買う権利)オプションの建て玉が1万枚を超え、先行きコール売り手による225先物ヘッジ買いで上伸する場面も想定される」(準大手証券)との声が聞かれた。

 14日の日経平均株価は大幅に4営業日続伸し、3万3502円(前日比483円銭高)引けとなり、連日でバブル経済崩壊後の最高値を更新した。13日の米国株高や、円安・ドル高を受け買い優勢で始まった。利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、海外投資家の継続買いが観測されるとともに、株価指数先物に断続的な買いが入り、上げ幅は一時600円を超えた。衆議院解散を巡る思惑が海外勢の買いを促したとの見方も出ていた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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