松屋R&D、ウエルスアドバイザーは「成長路線に回帰で24年3月期業績予想達成可能」と指摘

株式

2023/7/5 9:37

 縫製工程を自動化する独自技術に強みを持つ松屋アールアンドディー(松屋R&D)<7317.T>について、ウエルスアドバイザーは5日付リポートで、22年3月期はコロナ禍で苦戦したが、23年3月期はその反動から売上高、利益とも大きく回復し、成長路線に戻ってきたと指摘している。会社側の24年3月期の業績予想達成は可能とし、想定株価レンジは550-600円と前回から実質引き上げた。投資判断「オーバーウエート」(強気)を継続している。

 レポートでは、コロナ禍の2年間がサプライチェーン、生産拠点を見直すきっかけになり、それが今後の成長につながっていく公算が大きいと分析。その1つとして、ベトナム工場の自社工場化があるという。新工場は同社が新規に購入した土地に、従来の5工場をすべて集約する形で建設し、9月から稼働を開始する予定。これまでは土地、建物ともレンタルだったが、自社工場を保有することで、固定資産の減価償却費や借入の金利を加味しても1億円以上のコスト削減が見込めると指摘。物価高で賃貸料が上がっているため、実質的にはそれ以上のコスト削減効果が出てくる可能性もあるという。24年3月期の下期には早くもコスト削減効果が明確に表れてくることになると予想している。

 午前9時25分時点の株価は、前日比1円安の496円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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